地方の豊かさを手に入れるには
Twitter(現X)を見ていると、都会と地方(田舎)という二項対立で議論がよくされている。
今回は山陰という日本屈指の田舎に住んでいる私が、都会と地方どちらの方が豊かなのか結論を出したいと思う。
私の結論は、地方の方が豊かであるというものだ。
しかし、地方の豊かさを享受するには障壁がある。
その障壁というのがこちらである。
①肉体が頑健である
②地縁・血縁の共同体でまとまって暮らす
③家庭菜園・釣り・狩猟・野草採取など手業を一つで良いから覚える
肉体の頑健さ
地方は都会と違い、頭脳労働より肉体労働が輝く町である。
米俵を持つとか、草刈り機を使って草を刈るだったり、タイヤ交換を自分でするなどちょっとしたところで肉体労働がある。
そんなときに重要になるのが、自分の肉体の頑健さだ。
肉体が弱い人は地方の仕事は耐えられない。十二分にインフラが整った都会で住むのが良いだろう。
地縁・血縁の重要性
地縁・血縁でまとまって暮らすことも重要だ。
インフラが整った都会ならいざ知らず、インフラが整いきっていない(または力仕事が多い)地方で一人で生きるのは至難の業だ。
子育てや田畑の管理などを、大勢の親族で回していく。
すると、都会の核家族よりも豊かな暮らしにアクセスできる。
家庭菜園・釣り・狩猟・野草採取など手業を一つで良いから覚える
地方の良さは、なんと言ってもこれだろう。
食へのアクセスのしやすさだ。
土地がなく、林立した高層マンションを建てるしかない都会と違い、地方には広い土地がある。
耕作放棄地も多い。
この土地を使い、家庭菜園・釣り・狩猟・野草採取を行っていく。
すると食に対するコストが一気に抑えられる。
食は人間が生きていくためなくてはならないものである。
ここがいつでもアクセスしやすいというのは非常に良いものだ。
今後、今でも十二分に高い税金や社会保障費は更に上がっていくだろう。
そんな未来がわかっている中で、日本円を手に入れるために所得税と社会保険料を払い、消費税を払ってまで(今後消費税も増税されるかもしれない)食材を手に入れるのか。
なかなかリスキーな選択だと私は思う。
自主採取には税金はかからない。
自ら地方の豊かさにアクセスしようという気概と親族内で団結力があれば、都会のうさぎ小屋で狭く暮らすより豊かな暮らしができるはずだ。
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