地方の若者が取るハリアー戦略
トヨタ・ハリアー。
高級大型SUVとしてトヨタが売り出すこの車は、買うとなると350万円は下らない。
そんな高級車を、地方の20代の若者はローンを組んで購入する。
勤めてまだ2~3年もしない若者がだ。
なぜ若者、主に20代の男はローンを組んで、ハリアー(それに類する高級SUV)をローンを組んで購入するのか。
今回はこの問いについて答えていく。
結論を先に書くと、若者(20代男)がハリアーを買うのは、女にモテるためである。
そう高級SUVを乗り回すと、女にモテるのだ。
なぜハリアーを買うと女にモテるのか
ハリアー(それに類する高級SUV)を買うなぜ女にモテるのか。
それには、ハリアーが持つシグナリングを分析する必要がある。
ハリアーを乗り回す男は、他人からどう見られるのか。
おそらく、以下のような印象を持たれるはずである。
・稼ぎが良さそう
・甲斐性がありそう
逆に、ボロボロの中古の軽自動車を乗っていたらどう思われるのだろうか。
・甲斐性がなさそう。
・稼ぎがなさそう
このように思われるはずである。
ハリアーが持つシグナリングの方が、ボロボロの中古の軽自動車のシグナリングより良いことは言うまでもない。
稼ぎと甲斐性の重要性
ハリアーが持つ2つのシグナリング。「稼ぎがある」「甲斐性がある」。
この2つの印象は、モテにとって非常に重要な要素だ。
何故なら、女が妊娠・出産・子育て時に男に求めているものがこの2つだからである。
子どもを身ごもっているとき、子どもが幼いとき、女は勤めづらくなる。
そのため、自分と子どもを守ってくれる「稼ぎがあって」「甲斐性がある」男を必要とするのである。
そう「稼ぎがある」「甲斐性がある」男は、子育て時に需要があるわけですな。
貯金口座を女に見せるのはどうか
「稼ぎがある」「甲斐性がある」男は需要があり、ハリアー(それに類する高級SUV)はそのシグナリングを出せる商品であることはここまでで理解できた。
では、なぜお金をわざわざハリアーに変換してアピールする必要があるのだろうか。
貯金口座を女に見せて、「俺の貯金口座には1000万円ある!」とアピールするのでは駄目なのだろうか。
もちろん、駄目である。
お金は直接的すぎると嫌らしさが出る性質を持つ商品だ。
他者に対して、そのような直接的なコミュニケーションをとると間合いが悪いのだ。
そのためお金を物に換え、より婉曲的に、分かりづらく表現する必要がある。
車というのは、お金の嫌らしさを隠すのに非常に都合の良い商品なのだ。
そのため、地方の若者は今日もローンを組んで、ハリアーを購入するのですな。
おはり
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