公務員の両親と商売人の祖父母を見て
幼いころから、お金持ちになりたかった。
ご先祖様から代々受け継いできた土地、畑、山、田んぼ。
これらを引き継ぎ、資産を増やしていき、そして子孫に繋いでいく。
資産を引き継ぐとき、守る時、増やすとき、受け渡すとき、それぞれの段階で税金などで多くのお金が必要になるだろう。
高校時代の私はお金持ちになると決意した。
お金持ちになる方法は、商売人か医者だ
お金持ちになるという目標は決めた。
次はその目標を達成するための手段である。
幸運なことに、私は子どものころ、商売人という生き方と勤め人という生き方両方を見てきている。
祖父母が砕石業を営む商売人で(もう店は畳んでいる)、そして両親が公務員だった。
地方では勝ち組とされる公務員だったが、お金を持っていたのは圧倒的に商売をしていた祖父母の方だった。
成功した商売人は儲かると気づいた瞬間だった。
ちなみにお金持ちになるために考えたもう一つの方法は医者になることだった。
中学のときは医者になるため、勉強していたが中3のころ挫折。
高校に入るころには、事業家か投資家になるという道へ方向転換した。
もう一人の商売人との出会い
商売人になると決めたは良いものの、どうやってなるか分からない。
必要だったものは、自分の進むべき道の道標たるメンターの存在だった。
大学4年時。進路に困っていたころ、出会ったのが私の商売の師だった。大学の先輩であり、出会ったころには60代中盤で社員60名ほどのIT会社を経営していた。
もちろん、自身が一から作った会社である。
商売の師からは営業のイロハ、商売のイロハ、何より「この人が出来るなら、自分も商売できるわ」という自信を貰った。
夢の種が発芽した瞬間だった。
結局私はその人の会社を一年ちょっとしかいなかった。
頂いた恩を全然返せなかったことが後悔だ。
しかし、商売のイロハを学んだ段階で、最初の商売は絶対に失敗するということは分かっていた。
20代前半の、結婚し妻子を持つ前の段階で失敗フェーズを済ませておきたかった。
商売を始めるなら、20代の人的資本が豊富な若いときが良い。
最初に始めたのは、ブログ・アフィリエイト
最初に始めたのは、ブログ・アフィリエイトだった。
小資本で始められるビジネスであり、リスクが少なかった。
このブログ・アフィリエイトは今でも続けているのだが、自身が食えるほど稼げるわけではなく、サラリーマンをしながら違う商売を始めることにした。
それが不動産賃貸だった。
合同会社を作る
合同会社を作り、サラリーマンの収入とは別にした。
合算にして会社に別の収入源を知られたくなかったし、累進課税で税金が増えるのも嫌だった。何より経費が使える。
26歳のころ、初めて中古のワンルームマンションを買った。
300万円。
必死で貯めたお金だったので、買うときも必死だった。
あの頃の自分は今から振り返るとストイックで、修行僧のようだった。
女とは遊ばない。外食しない。友達と遊ばない。ジムで筋トレする。農作業する。月に20冊以上本を読む。
楽しい時間だったが、それなりに後遺症も残っている。
女の贅沢が許せないのだ(笑)何事も一長一短がありますな。
今、安定して家賃が入っている。月末に通帳記帳するとき、幸せを感じている。
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