インフレする世の中で、日本円を何に変換すれば良いか

インフレする世の中で、日本円を何に変換すれば良いか

日本円のインフレが止まらない

日本円のインフレが止まらない。

下の図は2020年を100として定めたときの、消費者物価指数(総合)の推移である。

総務省、2020年基準 消 費 者 物価指数

消費者物価指数とは、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標である。

消費者物価指数が上昇すれば、家庭の消費支出は増加し、収入が増加しなければ、生活は苦しくなっていく。

この図を見ると2021年、2022年、2023年と、消費者物価指数が加速度的に上昇していることが見て取れる。

今度は、過去5年間のガソリン価格を見てみよう。

最近5年間のレギュラー価格

2020年からは上昇基調であることが見て取れる。

2022年から横ばいになっているものの、これもガソリン補助金のおかげである。

ガソリン補助金が打ち切られたら、リッター200円まで上がることは見えている。


平均所得は上がっているものの

今度は平均所得の推移を見ていこう。

令和4年分民間給与実態統計調査結果について

平均所得は令和2年から令和4年にかけて、2年連続で増加しているが、物価の上昇率は給与所得の伸び率以上である。

日本円で買えるものが年々少なくなっている状況になりつつある。


今後日本円を変換するもの

日本円の価値が下がり始めている。

この状況で我々庶民は、日本円を何に変換すべきだろうか

私が現時点で考えているのが、以下の4つである。

今後日本円を変換するもの

①社会関係資本

②食糧関係

③金銀などの貴金属

④不動産


社会関係資本

社会関係資本。これは、人と人との関係性を資本と捉える考え方だ。

今後日本は徐々に社会インフラが綻び始めてくる。

頼れるのは国ではなく、家族や友人だ。

日本円を嫁・子ども・親族・友人など、社会関係資本の構築・強化に使うと良いだろう。


食糧関係

食糧関係に日本円を変換するのも、今私がやっていることである。

私は今、米や野菜、果物を自分で作っている

そのため、これらを日本円を使って手に入れなくて済んでいる。これは、今後非常に価値が大きくなると予想している。

また、消費期限がない砂糖や塩の備蓄も少しずつ始めている。砂糖や塩も今後、値段が高くなっていく。

砂糖や塩は調理になくてはならないものだし、利用方法も多岐に渡る。安い時期に買っておいて備蓄するとよいだろう。


金銀など貴金属

日本円を変換するもの3つは、金銀などの貴金属だ。

下の図は金と銀の過去5年間の海外ドルと日本円の小売り価格の推移である。

金は見事な右肩上がり。

銀も日本円で見ると右肩上がりになっている。

日本円は国家の信用由来の価値であるが、金銀など実物資産はそれ自体が価値がある

しかも、通貨として使われていた歴史が長い。

真価としては日本円よりもソリッドだ。

私は年間の収益の3~5%ほどを金銀に変換したいと考えている。

不動産

日本円を不動産に換えるのも良い打ち手だと思う。

ただ、賃貸物件に手を出すのはあまりおすすめしない。

私も賃貸マンションを2部屋持っているが、出口戦略を常に考えている。と言うのも、今後日本の人口はかなりの速度で減少していくからだ。

図表1-1-7 出生数、合計特殊出生率の推移

賃貸物件を借りてくれない。空き家が増える状況が来るのは目に見えている。

日本円を交換するのは、賃貸物件ではない。農地である。

日本の農業人口はどう推移している? 農業現場へ与える影響とは

今後、日本の農業就業者人口はどんどん減少する。

農業の成り手は少なく、農産物価格も上昇する。

農業にはチャンスがある。

日本円を農地に変換し、自分で野菜などを作れば、インフレする世の中で食いぷちを稼げることになる。

非常に良い投資先だと私は感じる。

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