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人的資本の劣化
今回は人的資本の劣化について話をしよう。
まず人的資本という言葉だが、これは個人がもつ、知識、経験、技能、などの後天的に獲得した性質、健康や体力など身体状態を指す言葉だ。
特に重要なのは、健康や体力など身体状況だ。
なぜなら心身ともに健康な身体にあってこそ、労働はできるからだ。
そんな人的資本だが、これは20代中盤をピークに加齢とともに減衰する。
身体が衰えるのだ。
実際私も25歳過ぎたころから、肉体の衰えを感じている。バスケをした後も、以前ほどスピードが出せない、体力の回復が遅くなったと感じている。
話が少し変わるが、プロ野球選手のピークは27歳前後だと言う。
下の図はどのくらい選手がチームの勝利に貢献したかを示すWARというスタッツの年齢ごとの累積変化だ。
パフォーマンスに対する年齢の影響はどれほどか。NPBにおける「年齢曲線」を考える
投手は早く20代前半からパフォーマンスが低下、打者は27歳前後をピークに低下している。
あくまでこれは一例だが、人間の身体の衰えはこの曲線に近いものになっているはずだ。
人的資本は衰え行くものなのだ。
劣化する人的資本を何に換えるのか
人間の肉体は20代中盤をピークに減衰していく。
このことを念頭に置き、衰えていく人的資本を何に交換していくのかここでは考えたい。
まず大前提として、人的資本を出来るだけお金に換える。
そして、手に入れたお金を価値が下がりにくいものに交換したい。
私のおすすめは、子どもや孫・不動産・金銀などの現物資産だ。
衰えていく自分の肉体を、DNAによって次世代に紡いでいく。それが子どもや孫だ。
お金の一番の使いどころだ。
私はミームも残していきたいので、最終的には地域の子どもたちの教育にもお金や人的資本を使っていきたい。
子どもや孫にお金をかけた後、ここからは先はマイルストーン(中間目標)が分岐する。
小資本向けや金銀などの現物資産であり、より多くの資金があれば不動産となる。
はじめは金銀などの現物資産が良いだろう。
これらは価値が目減りしにくい。今後インフレする日本においても耐えうる資産だと予想する。
より多くの資金があれば、不動産が良いだろう。
おすすめは農地だ。
今後、流通の劣化によって生成食品の価格は上昇する。
そんな中で自分の食卓を彩る野菜や果物が少しでも取れれば、家計はかなり助かるだろう。
農地でなくとも、不動産は資産の保全先としては悪くない。
衰えていく人的資本をお金に交換し、手に入れたお金を価値が下がりにくいものに交換する。このことを念頭に日々を過ごしたい。
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