はじめに
会社に50代の男性社員の方がいる。
長年連れ添った妻とは離縁し、会社にいる若い女性社員に、管理職の立場を使ってアピールしているが見事に撃沈。
彼の何が悪いのか。
私は遠巻きに考えた。
一番大きいのは決断力のなさ、頼りがいのなさだろう。
前の会社で万年平社員だったのもうなづける「責任を取りたくない」という思いが、言動や態度からひしひしと感じられる。
決断力や責任感、これがなくならないように行動したいものである。
次に感じたのは、彼の会話だ。
話し相手に非常にストレスを与える会話をしているのだ。
今回は彼の会話を分析し、相手にストレスを与えない会話術について考えたい。
相手にストレスを与えない会話術
相手にストレスを与えない会話術で重要なのは以下の3点だ。
①相手に考えさせない
②相手の興味のない話題をしない
③傲岸不遜な態度を取らない
それぞれ見ていこう。
相手に考えさせない
まずはこれ。
相手に考えさせない。
相手に頭で考えさせないと言い換えても良い。
50代の男性社員の方は、自分のよく知らない話題を広げ、相手に頭を使わせる話をよくしていた。
頭を使う会話は疲れるのだ。
疲れる=ストレスである。
相手に疲れさせず、逆に相手の考えていることを整理してあげると好まれる。
相手の興味のない話題をしない
50代男性社員の方は、全く相手が興味のないテレビの話題を振る。相手は興味がないため、当然話題は広がらない。
「え、なんでその話題振ったん?」
私は思わずツッコミたくなる。
会話は相手の興味のある話題を振ろう。
共通の話題がなければ、相手の関心がある話題のことを教えてもらう。こういうスタンスでいると会話の話題に困らない。
自慢話をしない
自慢話もよくない。
誰も他人の自慢話など聞きたくないのだ。
では、相手に気持ちよくなってもらえる会話とはなんだろうか。
気持ち良い=マウンティングだ。
つまり、相手にマウンティングさせる(=自慢話させる)と気持ちよくなってもらえる。
自慢話はするものではなく、させるもの。
これが相手にストレスを与えない会話術の極意である。
コメントを残す