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無駄な敵は作るな
大学受験の時の話である。
私は、同級生や高校の教師、家族など周りに多くの敵を作っていた。
実力に見合わない高すぎる志望校を同級生に知られ、笑われ、授業を聞かず内職をしていたことで教師から白い目で見られ、家族からは志望校を下げるよう提案され続けた。
まさに四面楚歌である。
幸い、第一志望校に合格することができたのだが、四面楚歌の状況で非常に無駄な労力を使ったなと反省している。
この大学受験で私が学んだ教訓は、無駄な敵を作るなということだ。
夢を語ると、「そんなことはお前に出来ない」と嘲笑し、あまつさえ邪魔をするドリームキラーはどこにでもいる。
そういう輩には、自分の叶えたい夢を語らないのが一番である。
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや。小人には、どこまで行っても君子の志を理解することはできないのだ。
兵法三十六計の一つに、「仮痴不癲(かちふてん)」という戦略がある。
これは、愚か者を装って相手に警戒心を抱かせず、時期の到来を待つという意味の言葉である。
同級生や教師、家族etc。
機が来るまで、彼らに自分の志は言わないようにしよう。
いつ、どこで、誰が、自分のドリームキラーになるか分からない。
人畜無害を装うことでドリームキラーを作らせず、自分の夢を叶えるために行動するのが賢明な一手だと私は思う。
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