コオロギ食べるくらいなら、家庭菜園すればいいのに
都会人、コオロギ食べるってよ
2023年昨今はコオロギ食が話題である。
世界的なたんぱく質不足に向け、牛や豚に変わるたんぱく源として、田畑や草むらによくいるコオロギを食べるのだと言う。
牛や豚に比べ低い環境負荷で生産できる次世代のたんぱく源として、コオロギに注目が集まっている。3年後には昆虫食の市場規模が世界で約1000億円に達するとの試算もあり、参入企業が増加。コオロギを使用した商品の多様化も進んでいる。
時事通信 「コオロギに熱い視線 昆虫食、1000億円市場へ【けいざい百景】」
実際に、無印良品を展開する良品計画やパンの大手メーカーであるPascoなどがすでにコオロギ食を販売している。
うーむ、世も末である。
進歩史観か知らないが、そもそも我々の祖先が食べてこなかったという事実に対して敬意が足りないのではないか。
ふぐを毒抜きしてまで、イナゴをつくだ煮にしてまで食べた我々の祖先がコオロギの食用を試みなかったわけがないではないか。
それでコオロギ食が今までなかったのだから、つまりコオロギは食べるものではないということである。
Let`s 家庭菜園!
ややもすればたんぱく源が足りなくなり、コオロギを食べねばならない状況になったとしても、家の庭で比較的カロリーの高いジャガイモやさつまいもなどの野菜を作ればいいではないかと農家の私は思う。
流石に農家みたいに、山で果樹栽培、田んぼでコメつくり、鶏や牛の飼育。これらをするのは難しいかもしれない。
生産設備が要るからだ。
しかし、家のちょっとした庭で野菜栽培ならどうだろうか。
ジャガイモやさつまいも、ブロッコリーや大豆の栽培なら初心者でもやりやすいはずだ。
実際これらは私が農業を始めて1年目で作った野菜だが、作りやすかった記憶がある。
家庭菜園の方が、コオロギ食べるより全然マシだというのが私の偽らざる本音である。
この私の意見に対し、「私は都会のマンション住みで、家庭菜園できる庭なんてない」という反論が来るかもしれない。
この意見に対する私の答えはこうだ。
「土地の空いている地方に行き、土地を買うなり借りるなりして家庭菜園をすればいいではないか」
地方は作り手のいない耕作放棄地が多くあり、そしてそれは今後もどんどん拡大する。
その安くなった土地を買うなり、借りるなりすればいいではないか。さほど難しい問題ではないと思う。
しかし都会の人はできないだろう。都会の贅沢な暮らしに慣れきっているからだ。
とどのつまり、コオロギ食の話題は都会の贅沢に慣れ切った没落中流階級の問題なのだろう。
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