さやえんどうの支柱立ての研究
散歩をしているとき、他の農家の方の畑をよく見て、足りない技術を習得しようと努めている。
農業は奥が深く、それにゆえに面白い。
今回は今まで深めてきたさやえんどうの支柱立てについて書いていく。
さやえんどうの支柱立ては大きく分けて3つある。
直立式、合掌式、やぐら型の3つだ。
では、それぞれひとつずつ見ていこう。
直立式
直立式は1本仕立ての支柱立てである。
支柱となる柱は太めが良い。細いと倒れるからだ。では実際に見ていこう。
直立式①
下の支柱は竹に切り目を入れ、ネットが揺れないようになっている。
直立式②
こちらも直立式の支柱立て。
ネットの代わりに藁をしばったものを括り付け、蔓が伸びるようにしている。
安上がりなやり方だ。
しかし、この画像の支柱は支柱が細く、強度が弱い点は今後の反省点だ。
より太い支柱をつかい、横方向だけでなく、斜め方向にも支柱同士を繋いで強度を高めるべきだった。
合掌式
支柱を組み合わせ、直立式より強度を高めたものがこの合掌式である。
しかし、強度が高い長所がある一方で、畑の場所を取るというデメリットもあるので注意が必要だ。
合掌式①
下の畑では竹同士を組み合わせ、合掌式の支柱立てを作っている。
ネットを使わないやり方で、サステイナビリティの高い方法である。
合掌式②
こちらは私が作った合掌式の支柱立て。
太い竹を使い、インパクトドライバーで開けた穴を紐で通したので強度はかなり高い。
場所を取ることだけが問題だ。
合掌式③
こちらも合掌式の支柱立てだが、更に手が混んでいる。
さやえんどうの苗がまだ小さいときは、支柱につるが上手く絡まない時がある。
それを見越した上で、低いところでつるが絡みやすいように支柱を組み合わせている。
やぐら型
やぐら型は、垂直に立てた複数の支柱を、支柱上部で連結してやぐらの形を作る方法だ。
強度の高さが特長で、すいかやかぼちゃなど重量のある実の栽培にも向いている。
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